コスモス動物病院のスタッフブログ

2016年12月25日 日曜日

ハリネズミの子宮疾患

こんにちは!遠藤です(^O^)

 

 

近頃、たまたまハリネズミさんの子宮疾患の患者様のご来院が多いので、今日はハリネズミの子宮疾患について書きます。

 

ハリネズミの女の子は、2歳前後になると子宮の病気にかかりやすくなります。

子宮疾患の兆候で、ハリネズミの飼い主様が一番よく気づかれるのが血尿です。

ハリネズミの女の子で血尿が見られた場合、麻酔下でエコー検査やレントゲン検査、血液検査などを行います。

 

 

エコー検査で、膀胱の近くを見ると、子宮が腫れていることがあります。

今回ご紹介するハリネズミも、血尿が抗生剤で収まらず、改めてエコー検査を行い、病気が見つかりました。

 

2歳のハリネズミ、女の子。

今年6月に血尿が出たとの事で来院されました。

実は、この時に一度エコー検査を実施していて、異常所見は見られませんでした。

エコーで異常が見つからなかったので、膀胱炎を疑って抗生剤で治療を開始しました。

 

お薬を飲んでいると血尿は何となくおさまるのですが、半年近く血尿が治まったり再発したりを繰り返していたので、飼い主様の承諾を得て再度エコー検査を実施しました。

すると、膀胱付近に黒っぽく映る領域を見つけました。(エコーでは液体状物質が黒く映ります)

 

抗生剤で完治しない血尿と今回のエコー所見から、子宮疾患が強く疑われたため、子宮卵巣摘出手術を行ないました。

 

1枚目の画像は、左が健康なハリネズミの子宮、右が今回手術したハリネズミの子宮です。
色も形もおかしいのが分かりますね。


2枚目の画像が子宮を切り開いたところです。

このハリネズミの子宮は、中に血の塊(血餅)と膿が溜まっていました。

 

また、このハリネズミの子宮はもう一つ問題があって、左の子宮角が形成異常を起こしていました。

3枚目の画像の矢印で示した部位で、子宮角が完全に途切れています。
生まれつきの異常である可能性が高いです。
(この子宮の形態の異常が子宮の病気に繋がったのかは分かりません。)

 

ハリネズミさんは何とか手術を乗り越えてくれました。

 


ハリネズミは子宮の病気が非常に多い印象を受けます。
ハリネズミの女の子を飼われている方は、血尿が出たらまずは受診をお願いします。
1回のエコー検査で異常が見つからなくても、2回目で異常が見つかることもあります。

 

血尿が見られたら、コスモス動物病院まで(^_^)/



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